■写真の説明 = 西暦2000年、北北西側から長さ4000mのRunway16(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中の日本航空ボーイングDC-10-40を、桜の山公園の奥に入った所から、午後に撮影。先代の鶴丸塗装です。機体の全長は55.45m(ボーイング747-400の78/100。)。プラットアンドホイットニー Pratt&Whitney P&W JT9D-59A エンジンを装備しているようです。フラップトラックフェアリングは他のボーイング機やエアバス機とは異なりフラップ後端から突き出ていません。JALのDC-10は、2005.10.31をもって退役したそうです。
◆追記(水平尾翼の上半角について) = 写真の機体の水平尾翼には主翼と同様に上半角がついており、多くのジェット輸送機で同じ様になっていますが何故でしょう。多くのジェット輸送機の胴体後方の下部は離着陸時に機首を引き起こした際に地面に接触しないように、後ろに行くに従い高くなっています。胴体最後部より後ろに在る水平尾翼の先端も同じ理由で高くする必要が有ります。これが主翼と同様に水平尾翼にも上半角が付いている理由の一つだと思います。また主翼からの渦を水平尾翼が受けて振動するバフェッティングを防止する目的もあるのでしょう。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , 露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A