■写真の説明 = 西暦2000年、北北西側から長さ4000mのRunway16(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中の日本航空ボーイング747-400ジャンボジェット機を、桜の山公園の奥に入った所から、午後に撮影。先代の鶴丸塗装です。機体の全長は、70.66m。装備しているエンジンは、ゼネラルエレクトリック General Electric GE CF6-80C2B1F 又は 80C2B5F のようです。洗練された外形が、一目見ただけでこのエンジンが高性能であることを直感させます。横風に流されないよう機体を左に傾けていることにより、747-300に比べ翼幅が左右に延長された上、ウィングレットが装着された主翼がより美しく見えます。主翼前縁のクルーガー・フラップ及びバリアブル・キャンバー・フラップは、他の多くの機種に装備されている前方に迫り出すスラットとは異なり、握り拳を開くように展開します。後縁フラップは一箇所当り3枚のフラップ及びベーンが3箇所の隙間を生じながら後方と下方へずれ、主翼の翼弦長とキャンバーを増やす、トリプル・スロッテッド・フラップです。第一次世界大戦時に撃墜王リヒトホーフェンの操縦した三葉機が活躍しましたが、着陸時のボーイング747-400は四葉機だと言えないこともないかもしれません。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , ◆露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A