■写真の説明 = 西暦2000年、南南東側から長さ4000mのRunway34(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中のフィンランド航空ボーイングMD-11を、航空博物館の駐車場から、午前中撮影。機体の全長は61.21m(ボーイング747-400の87/100。)。ゼネラルエレクトリック General Electric GE CF6-80C2D1F エンジンを装備しているようです。翼端のウィングレットは前方下部の小さな翼と上部の大きな翼とに分かれている独特の形状のものですが、上部翼は翼端渦を主翼の上方と後方に遠ざける通常の働きの他、前方下部翼の発生させた渦による気流を受け推力を生み出す役目も担っているのでしょうか。上部翼の断面は薄翼の腹の部分を膨らませた、孵化したての魚のような形の遷音速翼形 (スーパークリティカル翼形でしょうか。) になっているようです。フラップトラックフェアリングはDC-10同様、他のボーイング機やエアバス機と異なりフラップ後端から突き出ていません。2008年現在多くのフィンランド航空機は新しい塗装に変更されたのではないでしょうか。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS 5 , レンズ:Canon EF200mm F1.8L USM + PL-C52? , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:Manfrotto クランプ2箇所のアルミ製一脚