■写真の説明 = 西暦2000年、南南東側から長さ4000mのRunway34(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中のコンチネンタル航空ボーイング777-200ERを、空港と人参畑の間を走る道路の空港寄りの脇の空き地から、午後に撮影。機体の全長は63.7m(ボーイング747-400の90/100。)。装備しているGE90の文字が記されたエンジンは、ゼネラルエレクトリック General Electric GE90-85B、-90B、-92B、-94B 等の中の一つのようです。
◆追記(飛行機の表面積と性能について) = ボーイング777を横から見ると、コクピットから胴体の太さが一定になる部分までの間の、上側の輪郭の曲率が一定ではありませんが、表面積が少なくなるようにこのようにしてあるのでしょうか。この部分にテープを隙間無く且つ重ならないように巻き付けた場合、曲率一定の形よりこの方がテープの長さが少なくて済みそうです。巻き付けた部分の表面積はテープの幅×長さですので表面積が少ないということです。飛行機の表面積と性能との間には密接な関係があるようで、高性能の機種には、表面積を少しでも減らすよう減り張りの利いた形状にしてあるものが多いようです。空気抵抗が減る他に機体も軽くなるからでしょう。最新鋭のグライダーや第二次世界大戦時のアメリカの傑作戦闘機P-51ムスタング等は、胴体の主翼から後ろの部分を細くし (旅客機では無理ですが)、機体の安定については重心位置から遠い尾翼に一任する等の表面積を減らす工夫がしてあるように思います。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , 露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A