写真画像 ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)LH DLH ボーイング747-400(Boeing747-400) D-ABVP
■写真の説明 = 西暦2000年、南南東側から長さ4000mのRunway34(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中のルフトハンザドイツ航空ボーイング747-400ジャンボジェット機を、空港と人参畑の間を走る道路の空港寄りの脇の空き地から、午後に撮影。機体の全長は、70.66m。装備しているエンジンは、ゼネラルエレクトリック General Electric GE CF6-80C2B1F 又は 80C2B5F のようです。
◆追記(ドイツが生んだ航空関係の技術について) = ドイツは、航空に関する幾つもの革新的な技術の発祥の地です。ドイツのオットー・リリエンタールの洗練されたグライダーは、フライヤー1号による世界初の有人動力飛行を行ったライト兄弟の研究に大いに影響を与えました。フライヤー1号にはピストン式のガソリンエンジンが搭載されていましたが、現在のものに繋がるピストン式のガソリンエンジンを創ったのは、ドイツのダイムラーとベンツでした。写真の機体も含め、現代の多くの飛行機はジェット機ですが、世界で最初に飛行したジェット機はドイツのハインケルHe-178です。主翼と水平尾翼及び垂直尾翼の何れにも後退翼を採用していた世界初のジェット戦闘機であるドイツのメッサーシュミットMe262は、臨界マッハ数を上げる為に後退翼が採用された最初の例ではないでしょうか。ドイツでの後退翼の研究結果が、その後の高速機の代表的な形態を決定したようです。写真のボーイング747にも後退翼が採用されています。
◆追記(ボーイング747-8インターコンチネンタルに就いて) = より低燃費低騒音で、よりスマートな世界最長の旅客機となったボーイング747-8インターコンチネンタルは、ルフトハンザドイツ航空が発注したことにより製造に向けた開発が開始されました。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , 露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A