写真画像 全日空(ANA)NH ボーイング747-400(Boeing747-400) JA8962 ポケモンジェットインターナショナル (POKEMONJETINTERNATIONAL)
■写真の説明 = 西暦2000年、南南東側から長さ4000mのRunway34(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中の全日空ボーイング747-400ポケモンジェットインターナショナルジャンボジェット機を、空港と人参畑の間を走る道路の空港寄りの脇の空き地から、午後に撮影。装備しているエンジンは、ゼネラルエレクトリック General Electric GE CF6-80C2B1F のようです。
◆追記(科学と自然について) = 航空とは別の分野の古生物の話です。ティラノサウルス は最も有名で人気の高い恐竜の一つですが、このティラノサウルスについて昔は、『動作が緩慢で他の動物の死骸を食べる生き物であった。』 と考えるのが常識だったという話を聞いたことがあります。それがやがて 『自動車並みの速さで走り獲物を捕える生き物。』 と見るのが常識になったようです。 映画 “ジュラシックパーク”でもそのように表現されていました。ところが最近は、『成長したティラノサウルスは速く走ることはできなかったが、比較的若く小さい時期には速く走ることができ、若い個体と成長した個体とで協力して狩をした。そして若いティラノサウルスには羽毛が生えていた。』 という説も出てきているようです。科学的研究結果に基づく常識が次々と覆されている例です。
◇科学に基づく常識が、時代と共に変化するのは航空の分野でも同様のようです。昔はウィングレットが付いた飛行機は見ませんでしたが、近年では旅客機の他多くの飛行機にウィングレットが装着されています。また昔は、飛行機の主翼は下の面が平らで上の面が膨らんでいるのが常識でしたが、今日のジェット輸送機ではそれが逆になっているのが常識となりつつあります。古生物学と航空力学だけでなく、自然科学のあらゆる分野において、これまでの常識が次々と覆されています。これは最近始まったことでありません。天動説に替わり地動説が常識になったように、昔も同様でした。科学が非常に発達した現代でも前記のとおりです。そしてこれからも人類が存在する限り永久に同じことが続くのでしょう。
◇科学が自然の全てについて解き明かすことは永久にないのではないでしょうか。そして人類が自然の上に立つ存在になることも永久にないでしょう。人類が自然に対して常に謙虚であり、掛替えの無い自然環境の保全に努め、そこから学ぼうとする心構えを持ち続けることこそが、人類が繁栄し続けるための確かな、そして唯一の道であると私は思います。多くの方が同じように感じていらっしゃるのではないでしょうか。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , 露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A