■写真の説明 = 西暦2000年、北北西側から長さ4000mのRunway16(当時成田の滑走路は1本だけでした。)へ着陸進入中のスリランカ航空エアバスA330-200を、桜の山公園の奥に入った所から、午後に撮影。機体の全長は、59.0m(ボーイング747-400の83/100。)。装備している2基のロングカウルのエンジンは、ロールスロイス Rolls-Royce RR Trent 772B-60 のようです。ロングカウルのターボファンエンジンには花弁形の排気ミキサーが装備されている事が多いのですが、この型のエンジンには装備されていないようです。写真の-200はA330-300に比べ胴体の短い機種です。自分が撮影した物も含め、私が見たほぼ全てのA330とA340の離着陸時の写真で補助翼が下がっている様子を確認できました。これらの機種の補助翼 (エルロン Aileron) は、フラップ Flap も兼ねた フラッペロン Flaperon になっているようです。また、これらの機種は内側と外側のフラップの間に補助翼が在りませんので、主翼後縁のほぼ全てがフラップになっていることになります。
◆追記(ドループエルロンについて) = フラップと一緒に下がるエルロンを、ドループ・エルロン とも言うようです。英語の綴りは、Droop Aileron となるのでしょうか。droop は 垂れる という意味です。昔の漫画に登場した、私の大好きな犬 『ドルーピー』 は、ほっぺたが垂れ下がっているのでこの名が付いたのでしょう。
■撮影に使用した機材 = カメラ:Canon EOS-1V + PB-E2 , レンズ:Canon EF 70-200mm F2.8L USM , フィルム:FUJIFILM FUJICHROME Velvia , 一脚:SLIK ザ プロポッド + バル自由雲台 , 露出計:SEKONIC スタジオデラックスIII L-398A